妻沼のいなり寿司
更新日:2014.10.02
熊谷市妻沼地域の名物「いなり寿司」は、しょうゆと砂糖で煮込んだ油揚げに酢飯を詰めた細長い俵の形で、他の地域より長いという特徴がある。通常、いなり寿司3本に巻きずしを加え、一人前として売り出している。江戸時代、利根川の水運により、江戸で流行した「稲荷寿司(いなりずし)」が妻沼へ伝わり、河岸で働く人々や、妻沼聖天山の参拝者などに喜びと満腹感を与えた。現代の妻沼には「いなり寿司」の名店が並ぶ。江戸時代中期、国宝「歓喜院聖天堂」建立と同時期に創業した茶屋「毛里川(もりかわ)」が前身の「森川寿司」、明治時代の門前茶屋を発祥とする「小林寿司」、戦後、聖天山四脚門近くに店を構えた「聖天寿し」などが郷土の味を作り続けている。現在では国宝建造物を前にした名物として人気を集めている。
文化庁では、我が国の多様な食文化の継承・振興への機運を醸成するため、地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化を、100年続く食文化「100年フード」と名付け、文化庁とともに継承していくことを目指す取組を推進しています。
令和4年度に熊谷地域の食文化の一つである「妻沼のいなり寿司」が江戸時代から続く「伝統部門」として、全国の代表的な食や産品とともに認定されました。
市内の「妻沼のいなり寿司」販売店
店舗名 | 住所 | 電話番号 |
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(有)森川寿司店 | 〒360-0201 埼玉県熊谷市妻沼1523 |
048-588-0075 |
(有)小林寿司店 | 〒360-0201 埼玉県熊谷市妻沼1243 |
048-588-0029 |
(有)聖天寿し | 〒360-0201 埼玉県熊谷市妻沼1515 |
048-588-0162 |
(有)メロード(道の駅めぬま内) | 〒360-0203 埼玉県熊谷市弥藤吾720 |
048-567-1212 |
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