富岡製糸場にゆかりのある片倉シルク記念館を訪ねてみませんか
更新日:2014.10.12
「片倉シルク記念館」は、片倉工業株式会社最後の製糸工場であった熊谷工場の繭倉庫を利用して創設された記念館で、平成19年には経済産業省の「近代化産業遺産」に認定されています。
同社の製糸業121年におよぶ歴史を、末永く保存継承するために、熊谷工場の操業当時に使われていた製糸機械が展示され、繭から生糸になるまでの過程が紹介されています。
所在地:熊谷市本石二丁目135番地
開館時間:10時~17時 (入館は16:30まで)
休館日:月曜及び火曜(年末年始、夏季お盆期間、その他臨時休業有)
入館料:無料
「富岡製糸場と絹産業遺産群」が世界遺産へ
このたび、「富岡製糸場と絹産業遺産群」の世界文化遺産登録が決定しました。明治5年に創業した官営富岡製糸場は、民営化後、昭和14年に現在の片倉工業株式会社に合併されました。
その後、昭和62年に操業を休止し、平成17年に同社から富岡市に寄贈されました。かつての熊谷も同社の製糸工場や蚕業試験場、繭検定所など、養蚕関連の工場や関係機関が立地し“養蚕の街”として栄えたご縁もあります。今回の富岡製糸場の世界遺産への登録勧告を機に、シルクが伝えるふるさとの歴史に思いをはせながら、「片倉シルク記念館」を訪ねてみませんか。