埼玉県熊谷市は、東京都心から50~70キロメートル圏に位置し、ほぼ平坦で荒川や利根川の水に恵まれた肥沃な大地と豊かな自然環境を有しています。古くは、およそ2万2千年前頃に、熊谷での人々の生活が始まったと考えられています。
中世になると、豊かな穀倉地帯だった熊谷は、熊谷次郎直実や斎藤別当実盛等多くの武蔵武士の根拠地となりました。
江戸時代には、熊谷宿は中山道の宿場として、また、明治初期には熊谷県の県庁所在地となり栄えていきます。
大正から昭和にかけて、熊谷市は、関東大震災や先の大戦での空襲といった惨禍を克服して、以前にもまして復興を遂げ、発展しています。
中山道の宿場として栄えた熊谷市は、現在でもJR上越・北陸(長野)新幹線、高崎線や秩父鉄道の各鉄道路線が通過する交通の要衝地です。また、平成27年3月の上野東京ラインの開業で、在来線でも東京駅から熊谷駅まで乗り換えなく来ることができます。
さらに、交通網は鉄道だけではありません。関越自動車道、北関東自動車道、東北縦貫自動車道、首都圏中央連絡自動車道に囲まれており、30分圏内に7つのインターチェンジがあるため車での来訪にも好立地です。
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熊谷市では、平成22年度から若手職員による暑さ対策プロジェクトチームを結成し、「暑さ対策日本一のまち」として、さまざまな暑さ対策を企画し実施しています。
こうした取り組みにより、平成28年度は、環境省をはじめ、全国7,137の企業、行政、民間団体で組織される、熱中症予防を推進する運動「熱中症予防声かけプロジェクト」において、合計652の取り組みの中から、本市の暑さ対策事業が、最も優秀であると認められ、行政から1団体のみ選ばれる「トップランナー賞」を受賞しました。
第1回から5年連続の「最優秀賞」、4回目の「トップランナー賞」受賞となります。まさに熊谷市は名実ともに「暑さ対策日本一のまち」です。
熊谷市のお祭りや伝統行事を次世代に引き継ぎ、魅力あるふるさと熊谷の活性化に資するため、「あついぞ!熊谷お祭り条例」が、平成26年7月1日に施行されました。
また、熊谷市は、7月1日を熊谷お祭りサポーター宣言の日と定め、お祭り等に対する意識の高揚を図っています。