熊谷の小麦
熊谷市では、主に水田裏作を中心とした米と麦の二毛作にもうさくが行われており、「さとのそら」や「農林61号」、「あやひかり」などの品種が栽培されています。11月に種まきが行われ、6月の収穫期には麦刈りが一斉に始まります。うどんやまんじゅうなどさまざまな形で味わうことができます。
※二毛作:同じ耕地で、1年のうちに2種類の作物を異なる時期に作ること
熊谷産小麦粉の特徴
熊谷産の小麦は主に「さとのそら」、「あやひかり」と「農林61号」の3種類が栽培されていて、熊谷市内で中力粉として製粉されています。
さとのそら
時間がたってものびにくいうどんになり、またうどん以外の加工品にも向いています。平成21年にできた品種。
あやひかり
弾力性があり、滑らかで食感が良いうどんになります。
農林61号
小麦のもつ風味と程良い硬さが、煮汁のしみ込みの良いうどんになります。
これらの小麦粉をそれぞれブレンドしたうどんも、うどん店などで味わえます。
熊谷産の小麦粉で作った熊谷うどん
昔から熊谷産小麦の伝統を受け継いだ、この3種類の小麦粉でつくられる熊谷うどんはそれぞれの“食感”や“風味”が味わえ、他とはひと味違う美味しさです。
さとのそらで作った熊谷うどん
さとのそらは、時間がたってものびにくいうどんに仕上がるため一番よく使用されています。少しクリーム色がかったうどん。
あやひかりで作った熊谷うどん
もちもち、滑らかで食感が良く、少しクリーム色がかったうどんに仕上がります。
農林61号で作った熊谷うどん
農林61号は、昔ながらの地粉で、少し黒みがかかったうどんに仕上がります。風味のあって、食べるとちょっとしょっぱさも感じます。